お役立ちガイド & Tips

OFFICE21がお客様サポートの中から抜粋した、お役立ち情報ページです。

last update 2016.03.15

飲み忘れを防ぐポイント

薬は決められたタイミングで飲むことが大切です。
飲み忘れにより、薬の効果が弱くなったり、逆に強く効き過ぎて副作用が起きることもあります。
とはいえ、人間ですので飲み忘れてしまうこともあります。
今回は、飲み忘れを防ぐポイントを集めました。
ご参考にしてください。



◆アラームをセット

携帯電話やスマートフォンのアラーム機能などで、服薬時刻にアラームをセットしましょう。
スマートフォンのアプリで、服薬時間を知らせてくれる専用アプリもあります。
スマートフォン等を使い慣れない高齢者には、目覚まし時計複数セットして、薬の隣に置いておくのもいいですね。



◆目につきやすい場所に、薬を置く

薬のことを忘れないよう、目につきやすい場所に置きましょう。
家で服薬する場合は、冷蔵庫に貼る、食卓に置くなど。
外出先で服薬する場合は、胸ポケットに入れておく、目立つ袋やケースに入れてバッグにしまうなど。



◆簡単に飲めるようにする

薬局から薬をもらったら、一回分ずつに分けて簡単に飲めるようにしましょう。
薬局や百円ショップに、小分けに便利なピルケース、ポケット付きのカレンダー等がありますので、そちらを使っても便利ですね。
家にある小さなタッパーケースや、チャック付きのビニール袋に入れて、「○月○日・朝」など書いて分類している人もいます。

注意としては、吸湿性のある薬は服用直前に包装(PTPシート)から出す必要があります。
包装から出して小分けにしたい場合は、薬剤師に説明し、吸湿性のある薬を教えてもらいましょう。

なお、料金がかかりますが薬局でこの一包化をお願いすることも可能です。
処方箋に一包化の指示があれば保険適用になり3割負担または1割負担になりますので、医師に相談してみましょう。



◆薬を飲む必要性を意識する

薬を飲むと、どんな効果があるのか意識して、モチベーションを上げましょう。
薬を飲むことで自分の体調をコントロールする、そして日々の生活を過ごしやすくする、家族や仕事や趣味の時間、大切なものを守ることができる。
薬の効能を確認し、想像力を働かせて「薬を飲む必要性」を意識することで飲み忘れを防ぎましょう。



◆家族に確認してもらう・飲み忘れチェック表を使う

また、自分一人では、どうしても忘れてしまう。
そんなときは、家族や同僚や友人、身近な人にお願いして服薬の確認をしてもらいましょう。
食後に確認してもらう、毎日決まった時間に電話してもらう、薬を手渡してもらう。

毎回声をかけてもらうのは気恥ずかしい……という場合は、飲み忘れチェック表を作って自分でチェックをし、忘れていた時にだけ声をかけてもらうのはいかがでしょうか。
飲み忘れチェック表は、インターネットで色々なテンプレートがダウンロードできます。



◆医師・薬剤師に、薬の変更を相談

生活スタイルに合わず、薬を飲むことが負担になっている場合は医師・薬剤師に薬の変更が可能か相談してみましょう。
薬の種類にもよりますが、下記のように回数や形状を変えられることがあります。

○ 一日三回の薬を一日二回に変更 →お昼に飲み忘れがちだったため忘れなくなった
○ シロップ剤を粉薬に変更 →冷蔵庫保存が必要なくなり、保管場所を食卓にできた
○ 粉薬を錠剤に変更 →他の錠剤と合わせて一度に飲めるようになった